テーマLuxeritas(ルクセリタス)のおすすめ機能とデザイン【メリット・デメリット】
ワードプレスで無料テーマとして大人気のLuxeritas(ルクセリタス)。
このウェブチルサイトのほか、ワードプレスのセミナーや書籍でも使わせて頂いています。
そんなLuxeritasにおいて、私のおすすめ機能やデザイン設定を紹介します。合わせてメリットとデメリットも感じて頂ければと思います。
・Luxeritasの特徴(メリット)
・Luxeritasの多彩な機能面(ウェブチルおすすめ機能を中心に紹介)
・Luxeritasのデザイン面(デザイン着せ替え機能と主にレイアウトの設定方法)
・Luxeritasのデメリット
・Cocoonとの比較について
Luxeritasの使い方について網羅した記事もありますので参考にしてください。
- 1. Luxeritas一番のメリット:高速表示とSEOに強い構造
- 2. Luxeritasの機能面(多彩な機能を紹介)
- 3. Luxeritasのデザイン面
- 4. Luxeritasのデメリット
- 5. Cocoonとの比較について
- 6. まとめ
Luxeritas一番のメリット:高速表示とSEOに強い構造
Luxeritasは、作成者のるなさんのブログにもあるように、世界で最強のSEOテーマと認められているGenesis Frameworkを解析して作成されたテーマです。
したがって高速表示とSEO的に強い構造を持つことがLuxeritasの一番の特徴です。
高速表示というのは、文字通り”サイトの表示スピードが速い”ということなので体感でもわかるかもしれませんが、SEOに強い構造というのは今一つわかりにくいかもしれません。
有料テーマの中には、SEO対応済、とうたっているテーマが多数ありますが、それは例えばプラグインAll in One SEOやYoast SEOなどを使えば可能な各種設定ができる、ということを指している場合があります。
例えば、メタディスクリプションが設定できるとか、noindex設定ができるとか。
こうした機能も大切ですが、なければプラグインで後付け可能な機能です。
そうではなくて、Luxeritasの特徴であるSEOに強い構造というのは、
- HTMLの文法に則って正しくセクショニングされている
- 構造化データを取っている
ことで、Googleの巡回ロボットに正しくサイトの情報を伝えられる構造だということです。
これはコードの記述に関するなのでサイトの見た目ではわからないところが厄介なのですが、次の記事でテーマ検証比較をしているので参考にしてみてください。
このように”高速かつSEOに強い構造”がLuxeritasの最大の特徴(メリット)ですが、ほかにも多数の機能やデザインの設定ができるようになっています。
1つ1つ紹介していきます。
これで本当に無料なの?と初めてLuxeritasに触れてみたときは驚きました。
Luxeritasの機能面(多彩な機能を紹介)
高速表示設定
デフォルト状態でも十分高速表示できるようになっているのですが、より高速化できる設定が準備されています。車に例えれば、ノーマルでもすでに十分な馬力があるうえに、さらにターボを付けてブーストもアップしようか、といったところです。
ダッシュボードメニューの、Luxeritas>高速化一括設定 を開けると、
といった設定画面となります。
HTML・CSS・javascriptの圧縮率を上げたり、読み込み方法を変更したりして、より高速に設定できるわけですね。
ただし例えば、”jQueryを非同期設定にする”のチェックボックスのところに『知識のない方はチェックを付けないでください』とあるように、取り扱いには注意が必要です。
車の馬力があがるからとやたらターボの圧縮率を上げたりするとエンジンを壊してしまうので同じです。
Luxeritasはデフォルトのままの設定でも十分高速なので、気になるレベルでない限りは変更しなくてよいかと思います。
高速化&セキュリティ向上用htaccess
このLuxeritas>高速化一括設定ページで”高速化&セキュリティ向上用htaccess”というタブに切り替えると、.htaccessファイルに追記できるコードが表示されます。このコードをコピペして.htaccessに追記することで高速化だけでなくHTTPレスポンスヘッダーを利用したセキュリティ向上を図ることができます。
こちらでセキュリティ向上の検証結果を紹介しています。
SEO設定が有料テーマ並み
すでにLuxeritasは”SEOに強い構造”であることは説明しましたが、ここでいうSEO設定が有料テーマ並みとは、プラグインAll in One SEO などで設定できる機能のことです。
ただし、All in One SEOは動作が重たくなることがデメリットなので、Luxeritasの機能を使ったほうがよいでしょう。
タイトルとメタディスクリプションなど
Google検索したときに表示されるタイトルの形式と説明文(メタディスクリプション)を記事ページ毎に設定できるようになっています。
各投稿・固定ページの編集画面で設定できます。
Canonical設定、メタキーワード設定、メタディスクリプション設定、タイトル設定、OGP画像の設定などをうまく使えばSEO上有利になる設定が可能です。
ちなみに下記の記事でサイトタイトルとメタディスクリプションがうまく設定できたかどうかを確認する方法を解説しています。
あと、メタキーワードはGoogleでもはや参考にしないことが公言されていますので無視してもよいのですが、せっかくあるのだから何か設定しておきたい、という場合は次のようにしておくとよいでしょう。
ダッシュボードメニューの、Luxeritas>カスタマイズ で”SEO”タブを選択するとメタキーワードにタグとカテゴリーを自動設定できるようになります。
これでいちいちメタキーワードを入力する必要はなくなります。
このLuxeritas>カスタマイズの”SEO”タブのページでは、ほかにも次のようなSEOの基本設定ができます。
- トップページのメタディスクリプション
- 検索エンジンに認識させるサイト名のタイプ(Webサイト名かその他の組織を選択)
- サイトロゴ画像の設定
- Googleの検索結果への表示に公開日か更新日を選択できる
- Googleへのインデックスに、カテゴリーかタグまたはどちらもさせないを選択できる
- 投稿・固定ページを分割した場合2ページ目以降をインデックスさせない設定
このようにかなり細かくSEO設定ができるのがわかりますよね。
この中で、Googleの検索結果に公開日か更新日を指定できるのは個人的に嬉しい機能です。
ページごとのnoindex・nofollow設定が可能
各投稿・固定ページの編集画面では、noindex設定も可能です。
内容が似ていて競合するとか、単なるお知らせで内容がない、とかの理由で検索エンジンに登録させたくない場合に使うとよいでしょう。
SNS連携機能
デフォルト設定ではSNSシェアボタンが記事上と記事下に表示されます。
このシェアボタンの表示は、ダッシュボードメニューの外観>カスタマイズ>SNSシェアボタン(1) でコントロールできます。
シェアボタンにカウンターを表示(デフォルトでは非表示)させたり、トップページ(記事一覧ページ)や固定ページでの表示設定も可能です。
また、SNSの種類については、外観>カスタマイズ>SNSシェアボタン(2) で設定可能です。
シェアされたときに、SNSに写真付きで表示してもらうためのOGP設定もできます。
OGP設定は、Luxeritas>カスタマイズ の中の”OGP”タブ で実施します。
Gutenberg(ブロックエディター)完全対応
Luxeritasはブロックエディターに完全対応しています。
私は元々はクラシックエディターで記事を書いていたのですが、Luxeritasで記事を書くことに慣れたために今や完全にGutenberg押しになってしまいました。
Gutenberg対応が不十分な他のテーマで運用しているサイトの記事はクラシックエディターで書いたりしますが、そのたびにストレスを感じてしまいます。
豊富な文字装飾機能で文字毎の装飾が簡単
Guntenbergの欠点としては、文字毎の装飾がやりにくいことがありました。今でもデフォルトのGutenbergは文字装飾がやりにくいのでプラグイン等で強化が必要です。
しかしLuxeritasでは、段落ブロックのブロック内ツールバーに文字毎装飾ボタンが豊富に準備されているため、ストレスなく記事が書けます。
これだけ準備されていれば、記事の文字装飾は十分可能ですよね。
画面右のパネルを使わずに、ブロック内ツールバーだけで装飾が完結するのもストレスなく記事が書ける理由です。
豊富な独自ブロックでボックス装飾なども簡単
加えてLuxeritasでは独自ブロックが準備されています。
上でも紹介しているように、私もこのウェブチルサイトではボックス装飾として枠線ブロックやトピックブロックをよく使います。
枠線ブロックは例えばこんなもの
枠線ブロックを使用中。枠線をピンク色にして角も丸く設定、という感じで仕上げてます。
トピックブロックはこんなもの
トピックブロック使用中。”使用事項”のタイトル部には警告アイコン表示と濃いピンクの背景色設定、枠線は二重線、枠線内には淡いピンクの背景色設定といった感じで好みで変更設定可能です。
トピックブロックを使えば、さまざまなタイトルつき装飾ボックスが簡単に作成できます。
他にも、プロフィール表示に便利な紹介文ブロックや、コンテンツをFadeIn表示させるスクロールアニメなど、使い勝手のよい独自ブロックが準備されています。
デザインしたブロックをパターンに登録もできる
Luxeritas3.19.0からオリジナルのブロックをパターン登録できるようになりました。
記事内にサクッと呼び出して挿入できるので、すごく便利です。
”すぐに使えるブロックパターン集”も活用できる
また、”すぐに使えるブロックパターン集”もリリースされました。
『デザインが苦手』
『自分で装飾ブロックをつくるのは面倒』
という方でも簡単に活用できます。
シンタックスハイライターのCSSも選べる
独自ブロックの中にシンタックスハイライターというコード記述用のブロックがありますが、これのデザインとして複数のCSSから選べるようになっています。
Luxeritas>カスタマイズ の”CSS”タブの中で選択できるようになっているので、好きなものを選びましょう。
デフォルトではCoyが使用されていますが、例えばOkaidiaに変更すると見栄えが全然変わります。
もちろんクラシックエディターも使用可能
Gutenbergのことばかりを紹介しましたが、Luxeritasではもちろんクラシックエディターも使用できます。
ダッシュボードメニューの、Luxeritas>管理機能 の”クラシックブロック&旧エディタ設定”タブでツールバーのカスタマイズが可能です。
カラーパレットを保存できる
これは地味に嬉しい機能です。
装飾色を選ぶときにやりがちな失敗が、似ているけれど違う色を使ってしまう・・・ですよね。
それを避けるためには『サイト内で統一するカラーコードを決めて必ずそのカラーコードを使う』必要があります。なので、決めたカラーコードの色を登録できると便利なのですね。
ダッシュボードメニューの、Luxeritas>管理機能 の”ブロックエディタ設定”タブ で登録できます。
豊富なウィジェット
Luxeritasには、ワードプレスがデフォルトで準備しているウィジェットに加えて、10種類の独自ウィジェットを準備しています。
また、ウィジェットの設置場所も次のように豊富です。
- 3種類のサイドバー(汎用、トップページ用、トップ以外のページ用のサイドバー)
- スクロール追従サイドバー
- ヘッダー下
- 記事上、記事下、記事タイトル上、記事タイトル下
- 投稿内最初のH2タグ上
- 関連記事上、関連記事下
- 記事下ウィジェットよりさらに下
- 記事一覧上、記事一覧中央、記事一覧下
- フッター左、フッター中央、フッター右
- 3カラム左サイドバー
- 以上それぞれにAMP用も別途設置可
ただし目次前にウィジェットの配置エリアがないので設置方法を次の記事で紹介しています。
私がよく使うウィジェット
このように多くのウィジェットがありますが、私がよく使うのが、Luxeritas独自ウィジェットの中の”再利用ブロック”ウィジェットと”広告/アドセンス”ウィジェットです。
再利用ブロックウィジェットとは、Gutenbergで再利用ブロックに登録したコンテンツならば、ウィジェット設置場所であればどこでも呼び出して表示できる、というものです。
例えば、CTA用のコンテンツをGutenbergで再利用ブロックに登録しておいて、ウィジェットとしてサイドバーや各記事内や固定ページに表示させる、ということが可能なわけですね。
他にも、紹介文ブロックを使って”この記事を書いた人”みたいな感じで記事下に常時表示させるとブログ的にはいいかもしれません。この場合の手順は、
1.紹介文ブロックで紹介コンテンツをつくる
2.再利用ブロックに登録する
3.再利用ウィジェットで記事下に設置する
て感じです。
広告/アドセンスウィジェットの場合は、アドセンスコードをペーストしておいて広告を表示させたい場所にウィジェット設置します。
このウィジェットの便利なところは、表示させたくないページをウィジェット内指定できることです。投稿・固定ページといったページ種別のほか、ページのid指定で個別指定できます。
例えばお問合せフォームのページにアドセンス広告を表示させるのはアドセンス規約に抵触するので、表示されないようにid指定しておきます。
このように便利で豊富なウィジェットと次のウィジェットの表示ページのコントロール機能と合わせて使うことで、効果的にユーザーをサイト内で誘導することが可能でしょう。
新着記事(Luxeritasオリジナル)ウィジェットも便利
Luxeritasオリジナルの新着記事ウィジェットもよく使われます。
次のようにいろいろ設定できます。
- カテゴリー別に表示ができる
- サムネイル画像の表示が可能(正方形と横長を選択できる)
- 表示順に公開日と更新日を選択できる
- 表示記事数を設定できる
- カテゴリ、タグの表示を選択できる
- 日付なし、抜粋なし、サムネイル画像なしも選択可能
次の記事では、この新着記事ウィジェットを利用してカテゴリー別記事一覧をトップページに表示する方法を紹介しています。
ウィジェットの表示ページを選択できる
ダッシュボードメニューの、Luxeritas>管理機能 の”ウィジェット管理”タブでウィジェットを表示させたくないページを選択することが可能です。
記事の更新日時の変更が可能
これも何げに私が重宝している機能です。記事の更新時に更新日を指定できます。
記事の更新といっても、内容を大きく刷新する場合もあれば、単なる誤植の修正もあります。
私は誤植の修正の場合は”修正のみ”としています。
アクセス解析用タグ配置が容易
これはアクセス解析用タグに限ったことではありませんが、<head>内や<body>タグの最初または最後、というように、必要に応じてタグを設置したい場合があります。
アクセス解析用タグとか、facebook広告発火用タグなどですね。
そんなときは、Luxeritas>子テーマの編集 を開けると、フッター、headおよびbodyなど、それぞれ設置場所がタグ別に設定されているので便利です。
カスタムCSSの記述もこのページの”スタイルシート”タブで可能です。
画像のLazy Load設定が可能
画像のLazy Load設定がワードプレスversion5.5から導入されました。従来javascriptで対応必要なところをHTML属性で可能にしたわけですが、Safariではまだ対応していないなど、まだ時期尚早な感じもします。
そこでLuxeritasでは、Luxeritas>カスタマイズの”Lazy Load”タブで次のように選択できます。
ワードプレスのデフォルト機能を使用したければ”Native Lazyload”にチェックをつけ、Luxeritasで準備されているjavascriptを使用したければ”Intersection Observer”にチェックをつけて、さらに下段の各種設定にもチェックを入れればOKです。
もちろんLazy Loadを設定しない設定も選択可能です。
Font Awesome対応
LuxeritasではデフォルトでFont Awesomeを使用することが可能になっています。
Luxeritas>カスタマイズ の”Font Awesome”タブでversion4と5の切り替えのほか、アイコンやCSSの読み込み方法などが可能です。
2021年5月リリースのLuxeritasバージョン3.18.0から、標準アイコンがGoogleマテリアルアイコンに変更となりました。
従来どおりFont Awesomeも使うこともできます。詳しくはこちらの記事で。
その他の機能(私は使ってないですが・・・)
そのほかにも、私自身は使用していませんがいろいろな機能が盛りだくさんなので、参考までに簡単に紹介しておきます。
プラグインなしで画像認証が導入できる
reCaptchaなど、画像認証でセキュリティを向上することができます。
Luxeritas>カスタマイズの”画像認証”タブで設定します。
私は過去に導入していましたが、お問合せフォームからのスパムがうまく防止できなかったので、今はプラグインを使用しています。
AMP・PWA設定
AMPはモバイルでの表示速度を向上させるフォーマットです。
また、PWAはアプリのようにサイト表示させることができる機能です。
設定することで、よりSEO的にも有利になると言われています。
Luxeritas>カスタマイズの”AMP”タブおよび”PWA”タブで設定します。
定型文登録
定型文を登録しておいて、記事作成時に呼び出して使用します。
Luxeritas>定型文登録 で設定します。
私はGutenbergを使うようになってからは、定型文の類も再利用ブロックやパターンへの登録をして利用するようにしているので必要がなくなりました。
ショートコード登録
ショートコードを登録することで、記事内はもちろんウィジェット内でもコンテンツを表示することができます。
Luxeritas>ショートコード登録 で登録します。
使えば便利なことはわかっているのですが、ショートコードを多用すると編集画面の視認性が悪くなり、いちいちプレビューが必要となるので私は積極的には使っていません。
でもデフォルトで準備されていない文字装飾なんかには便利ですよね。
Luxeritasのデザイン面
Luxeritasのデザインはひと言でいえばシンプル。
だけど基本レイアウトの変更自由度が高い。
レシポンシブ対応済ですが、現在では当たり前なので特に説明いたしません。
シンプルなデザイン
デザイン設定は何もしていないデフォルト設定状態のWeb表示です。
(便宜上、記事を”Hello World”のほか、投稿1~7まで全部で8個入れてあります)
まずはトップページ(記事一覧)
個別投稿ページです。
ほとんど真っ白で、ザ・シンプル ですね。デザイン設定のやりがいがあります。
着せ替え機能
いちからデザイン設定をするのが面倒な方向けに、デザインの着せ替え機能があります。
Luxeritas>デザイン選択 で”デザイン選択”タブを開けると、着せ替え用のデザイン一覧が表示されます。
ただし、一覧といっても、デフォルトのデザイン(外観の初期化)とipsum-simplexというデザインの2種しかありません(2021年5月現在Luxeritasバージョン3.17.1の場合)。
そこで、るなさんのサイトのデザインファイルから好きなものを選んで追加してみましょう。
試しにmusica in paradisumをダウンロードして、先ほどのデザイン選択タブのページで新規追加してから選択してみました。
musica in paradisum着せ替え後トップページ
musica in paradisum着せ替え後個別投稿ページ
このように着せ替え機能を使っていったんデザイン設定後、いろいろと変更構築していくのもありですね。
カラム対応
まず基本的なレイアウトとして、1カラム~3カラムを選択することができます。
ダッシュボードメニューの、外観>カスタマイズ>カラム操作 と進めれば設定画面となります。
デフォルトでは全ページ2カラムレイアウトとなっています。フロントページ(トップページ)、投稿ページ、固定ページ、カテゴリー/アーカイブページそれぞれ別々に1~3カラムの設定が可能です。
試しに、先ほどのmusica in paradisum着せ替え状態でトップページを1カラム化すると下記のようになります。
サイト表示させなくても、右側のプレビューでレイアウト変更が確認できます。
これで問題なければ左上の”公開”をクリックで確定できます(本記事では確定させず2カラムのままで次の解説に移ります)。
ちなみに、このウェブチルサイトでは、固定ページのみ1カラムとしてその他のページは2カラムレイアウトとしています。
記事一覧レイアウト変更が可能
トップページやカテゴリー/アーカイブページの記事一覧表の表示形式を選択できます。
外観>カスタマイズ>グリッドレイアウト で設定します。
デフォルトでは通常スタイル(リスト型)、musica in paradisum着せ替え状態ではタイル型(最大2列)が選択されています。
トップページ、カテゴリーページ、アーカイブページそれぞれ別々に設定変更可能です。
また、”最初のX件は通常スタイル”に数字を入れれば、タイル型やカード型にしていても最初の記事だけ通常スタイルで大きく表示可能です。
試しに、musica in paradisum着せ替え状態でトップページをタイル型スタイルのまま、最初の1件を通常スタイルに変更してみると次のようになります。
ヘッダーにロゴ画像や背景画像の設置が可能
ヘッダー部分にロゴ画像や背景画像を設定することができます。
外観>カスタマイズ>背景・タイトル・ロゴ画像 で設定します。
今回ここでは設定しませんが、ヘッダー画像のカスタイズ方法については、以下の記事で解説しているので参考にしてください。
ヘッダーナビゲーションの位置変更が可能
ヘッダーナビゲーションはデフォルト設定や今回のmusica in paradisum着せ替え状態ではヘッダー下に配置されていますが、これをヘッダー上に変更可能です。
外観>カスタマイズ>グローバルナビ(ヘッダーナビ) で設定します。
試しに、ヘッダー上にナビゲーションを変更すると以下のようになります。
ナビゲーションの設定については、ほかにもモバイル用ナビ(スマホで表示されるナビ)の形式を選べたり、サブナビゲーションの開閉表示の選択、ナビゲーション表示幅の変更設定ができたりと、細かく設定が可能です。
その他のデザイン関連設定
以上、デザイン着せ替えと主にレイアウトに関することを紹介してきましたが、このほかにも配色の設定やアニメーション表示など、デザイン面の設定は可能です。
基本的には、テーマカスタマイザー(外観>カスタマイズ) の中で設定するわけですが、例えば見出しのデザインを変更したい場合など、カスタムCSSを使わないとできないこともあります。
このあたりは今やネットググると多数情報が出てきますので挑戦してみるとよいでしょう。
ここで紹介したLuxeritasの使い方を含めて、ワードプレスの使い方を書籍やセミナーで紹介していますのでよかったら参考にしてみてください。
LuxeritasでのカスタムCSSの使い方もレクチャーしています。
Luxeritasのデメリット
デザインがシンプルすぎる
”かっこいい”とか”かわいい”といったデザイン面では他の有料テーマには負けているかもしれません。
自分なりの好みデザインに仕上げやすいように、デザインがシンプルなところもLuxeritasの特徴といってよいでしょう。真っ白なキャンバス状態というわけです。
それが嫌な方向けには、すでに紹介した着せ替え機能が準備されていますが、バリエーションが多数あるわけではないところはモノ足りないかもしれませんね。
更新頻度が高い
Luxeritasは高機能であるがゆえに、更新頻度が比較的多いテーマです。
ワードプレスはどんどん進化していて、少なくとも年に2回はメジャーアップデートがされています。
Luxeritasのように最新のGutenberg機能などを取り入れている高機能テーマならばそれに合わせてアップデートする必要なのですね。
高機能テーマならではの悩みといったところです。
フッターの表示にLuxeritasと作成元の表示が出る
これはカスタムCSSなどで安易に消すとSEO上問題が発生するようです。
るなさんの提供するプラグインを購入すれば解決します。
もともと有料級のテーマですし、このプラグイン料金くらい安いものだと思い、私は購入しています。
まあ、消さずにそのまま使い続けても特に問題はありません。
その他の欲しい機能はプラグインで
あれもこれも・・・すべての要求を満たしてくれるテーマは有料テーマでもなかなかありません。
THORにあってもAffingerにはない、逆もしかりです。
ですので、どうしても欲しい機能はプラグインで追加しましょう。
もともとが高機能ですので、ブログ用であればさほど多くのプラグインを追加する必要はないと思います。
でも、高速かつSEOに強い基本構造、というメリットはプラグインでは手に入りませんよね。
Cocoonとの比較について
無料で優れたテーマとしてLuxeritas以外で人気があるのは、Cocoonですよね。よくLuxeritasとも比較されたりします。
実は、私がセミナーや書籍で使うテーマを選定するときに、Luxeritas以外にCocoonも候補にあげて、比較検討したことがあります(2019年夏頃です)。
Cocoonはテーマカスタマイザーをほとんど使わずに、専用の設定画面でデザイン設定をしていきます。
これはこれで優れた方法なのですが、独自方法であるがゆえに初めてワードプレスに触れる方が使い方を覚えるには向いていないと判断しました。
Cocoonに慣れてしまうと、他のテーマでも一般的なテーマカスタマイザーを使ったデザイン設定ができなくなるのでは、と危惧したからです。
他にも当時ヘッダー画像の設定などで、Cocoonではレイアウト崩れが一部発生したりしたことも選定しなかった理由の1つです。カスタムCSSを使えば難なく解決するレベルでしたが、初心者には難しいかな、と。
しかし最近(2021年)、新たに開設した別サイトでCocoonをあらためて使ってみました。
以前よりも確実に進歩していて、より使い勝手がよくなりました。
私がこだわるGutenberg対応も、Luxeritasにひけを取らないですね(ただ、慣れの問題か若干Luxeritasの方が記事は書きやすいかな)。
なので、いずれCocoonについても、解説記事や書籍にラインアップとして加えようかな、と考えています。
まとめ
紹介する機能など、結構端折って解説したつもりでしたが、すっかり長い記事になってしまいました。
しかしこれで、Luxeritasの機能の多さや細かさに驚いた方もおられるのではないでしょうか?
『本当にこれで無料?』と。
有料テーマはもちろん優れたものが多いですが、せっかくお金を出して手に入れても、それもより優れたテーマが無料で使えるのは悔しいですよね。
ですので、有料テーマを使う前に、一度Luxeritasを検討してみてはいかがでしょうか。
以下の書籍ではLuxeritasを使いながらワードプレスの使い方をマスターしていきます。