【レビュー】ノンデザイナーのロゴ作成ならDesignEvo一択!1万以上のテンプレと逸品な編集機能
webサイトや名刺などにぜひ欲しいロゴ画像ですが、あなたはどのように作成していますか?
私はイラレで自作・・・と言いたいところですが、知り合いのデザイナーさんにお願いしたり、簡単なサイト用ならロゴ作成ツールを利用しています。
今回はその中で、ロゴ作成ツールDesignEvoのレビューをお届けします。
結論からいえばDesignEvoは超優秀!!いつのまにかロゴ作成を忘れてデザイン作って遊んでしまいます(笑)
- 10000以上の豊富なテンプレートから選べる。しかも探しやすい。
・カテゴリー分類と検索機能から探せる
・『似たテンプレート表示機能』がすごく便利。ながめてるだけでインスピレーションが!
・テンプレのお気に入り登録もできてすぐ呼び出せる - 逸品な編集機能
・アイコン、テキストをいくつでも自由に配置できる
・数百万あるアイコンやさまざまなシェイプが準備されている
・フォントは日本語、英語のほか装飾文字も多数
・テキストのカーニングや配置(左・中央・右)も設定できる
・テキストのエフェクトにアウトラインや影もつけれる
・配色はアイコン・テキスト・背景それぞれ別々に可能。グラデーションも選べる。
・作成済ロゴは保存できる - テンプレなしでも自作する『スクラッチから始める』も選択できる
(逸品な編集機能のおかげでテンプレなしでもいい感じです) - プレビュー機能が楽しい
(名刺やTシャツなどへのロゴ表示イメージを見ることができます)
以上、レビュー本文で具体的に紹介します。
DesignEvoとは
DesignEvoはPearlMountain Limited社の製品でロゴジェネレーターソフトウェアです。
日本語サイトのURLは、https://www.designevo.com/jp/ です。
DesignEvoプラン紹介
プランは無料のFREE、有料のBASICとPLUSがあります。
無料のFREEは、SNSで共有またはwebサイトでリンクを貼るなどのクレジット供与が必要ですが、最大300×300pxまでのファイル(JPG・PNG)がダウンロードできるのでお試しや個人の趣味程度には十分でしょう。ただし透明PNGでのダウンロードはできないのが残念なところです。
BASICプランならばクレジットなしで最大5000pxまでのファイルがダウンロードできます。透明PNGも可能です。
PLUSプランはさらにベクター画像がダウンロードできるので、SVG形式でのロゴが使えます。さらに著作権も自分自身のものとなります。
BASICもPLUSも同じロゴであれば何度でも再編集してダウンロード可能です。
項目 | FREE | BASIC | PLUS |
---|---|---|---|
価格 (ロゴ1つあたり) | 無料 | $24.99 | $49.99 |
クレジット供与不要 | × | 〇 | 〇 |
画像解像度(JPG・PNG) | 最大300px | 最大5000px | 最大5000px |
透明PNGファイル | × | 〇 | 〇 |
編集して再ダウンロード | 限定あり | 〇 | 〇 |
ライフタイムサポート | × | 〇 | 〇 |
印刷 | × | 〇 | 〇 |
ベクター画像(PDF、SVG) | × | × | 〇 |
フォントのダウンロード | × | × | 〇 |
著作権所有 | × | × | 〇 |
※FREEプランでは編集して再ダウンロードはLimitedとなっているのですが、私が2回試したところでは特に問題なくできました。回数に制限があるのかもしれません。
DesignEvoの基本的な使い方
基本的な使い方のフローは以下の通りです。
- アカウント登録する
- ロゴ作成画面に入る
- テンプレートを選ぶ
- 編集する
- (プレビューや保存してから)ダウンロード
①アカウント登録する
アカウント登録なしでも作成は可能ですが保存もダウンロードもできないので結局必要です。
ホーム画面右上からアカウント登録画面に入ります。
登録の流れは以下の通りで、名前や住所は不要です。
画面の指示に従えば簡単ですので画像での説明は割愛します。
登録画面
(Eメールとパスワード入力。FacebookおよびGoogleアカウントでも可能)
↓
所属する組織およびポジションを選択
(適当でよい)
↓
認証作業
(登録したEメールに送付された確認リンクをクリック)
↓
アカウント登録終了
②ロゴ作成画面に入る
アカウントにログインした状態で、ホーム画面の”ロゴを作成する”をクリックします。
③テンプレートを選ぶ
テンプレートが並んでいるので気に入ったものを選びます。
10000以上のテンプレートがあるのでスクロールだけで探すのは大変です。左メニューの検索やカテゴリー分類で絞り込むなど、テンプレートの探し方を参考に気に入ったものを探してください。
使うテンプレートが決まったら、マウスオーバーして”カスタマイズ”をクリックすると編集画面に入ります。
④編集する
ロゴの編集画面は次のような構成となっています。
編集の手順としてはおおむね次の通りに進めるとよいでしょう。
(編集の便利機能は逸品な編集機能を参照ください)
- 画面下部でキャンパスサイズを設定する
(デフォルトは500×500px) - ロゴのメインテキスト・サブテキストを入力
(LOGO NAMEおよびSLOGAN HEREをクリックすると入力できる) - 編集したい項目を選ぶ
(左メニューのアイコン・文字・シェイプ・背景) - ロゴの編集したい部位を選択してから編集を実施
- 背景色以外はロゴの部位を選択して配色
(テキストには影などのエフェクトもつけれる) - ロゴの形(サイズ・回転)をマウスで整える
以上の方法で簡単にウェブチルのロゴを作成してみました。
(テキストを入力してフォントを調整しただけです。1~2分程度の作業時間でした。)
⑤プレビュー・保存&ダウンロード
ダウンロードの前にプレビューや保存をしておくとよいでしょう。
(画面上部のボタンをクリック)
プレビューでは名刺などのイメージを確認できます。
ダウンロードをクリックするとプラン選択画面となります。
有料プランを使う場合は、ベーシックまたはプラスの選択ボタンをクリックしますが、無料の場合は”低解像度のフリーロゴをダウンロード”をクリックします。
次の画面となるのでダウンロードします。webサイトなどロゴを使用する場合は、表示のいずれかの方法でクレジット供与が条件となります。
無料では最大300pxのJPGとPNG(透明ではない)がZip形式でダウンロードされます。
今回の例では元画像が1000×500pxだったので、300×150pxのサイズがダウンロードされました。残念ながらPNGの背景色は透明ではありません。
再編集してダウンロード
ダウンロード後も再編集してダウンロードできます。
試しにウェブチルサイトのメインカラーに変更しました。テキストの縁文字も配色が可能です。
ただし、再編集後に保存すると元画像が上書きされて消えてしまいました。別名で残すことができないので注意が必要です。
DesignEvoの便利な機能
豊富なテンプレート
すでに紹介した通り10000以上のテンプレートが準備されています。
テンプレートの探し方
あまりにたくさんのテンプレートがあるので、探すのが面倒・・・そう思ってしまうかもしれません。しかし、探しやすいように工夫されているので、意外にもストレスなく絞り込むことができます。
カテゴリーから選ぶ
細かく18種にカテゴリー分けされているので絞込みが可能です。画面左メニューから選択します。
アブストラクト | 動物&ペット | アート&エンターテイメント |
自動車&物流 | ビジネス&ファイナンス | 育児&教育 |
ファッション&美容 | 食品&ドリンク | 産業&建設 |
法律&政治 | レター | ライフスタイル |
医療&医薬品 | 自然環境&環境 | 非営利 |
スポーツ&フィットネス | テクノロジー&コミュニケーション | トラベル&ホテル |
検索で探す
検索ボックスも画面左メニューの中にあります。
検索したワードでヒットしなくても、次の画面となりキーワードをサジェストしてくれます。
似たテンプレで探す
個人的にはこの機能がお気に入りです。
気になるテンプレートが見つかったらすぐにロゴの編集に進まずに、マウスオーバーして”似ている”をクリックしましょう。
すると、似たテンプレートを探し出して表示してくれます。
下記事例は馬のテンプレートから似たテンプレートを表示したものです。
スクロールすると次々に似たテンプレートを表示してくれるので、それだけでも楽しく、インスピレーションを得ることもできます。
逸品な編集機能
日本語フォント・英語フォント・装飾フォント
日本語フォントは11種。ほかにSanserif16種、Serif22種や斜体文字、装飾文字(縁文字)も選択可能。
例えば・・・
文字編集でアートタブに切り替えて装飾文字を選択
これをさらにクラシックタブに切り替えて瀬戸字体に変更
アイコン・シェイプやテキストをいくつでも配置できる
豊富なアイコンとシェイプを使えば、いろいろなロゴが制作できます。
(アイコン検索ボックスに”何百万ものアイコンを検索”と書かれています)
ちょっと安易に・・・私の好きなものを並べてみました。まあ、ロゴには向いてませんが・・・
テキストのカーニング・配置
テキストは文字間隔と配置を変更することもできます。
配色
アイコン・シェイプ・テキストの配色
対象物を選んで左上の色を選択するとカラーチャートが開くので色を選択すればOK。
グラデーションも可能です。
カラーパレットに使いたい色がなければ、+マークをクリックして追加できます。
カラーコードの入力が可能なのも嬉しいですね。
テキストのエフェクト
対象のテキストを選んで、画面上部のエフェクトをクリックして設定します。
例えば、アウトラインをシアン色で思いっきりかけてみました。
テンプレートなしでも作成できる
このように編集機能がかなり優れているので、テンプレートなしでも十分デザインできます。
テンプレートを使わない場合は、テンプレート一覧画面の右上”スクラッチから始める”をクリックすればOKです。
遊びがてらこんなものも作ってみました。
ロゴのプレビュー
せっかく作ったのでプレビューしてみます。
こんなTシャツ着てると、バッタもんとばれてしまいますね。
レビューしながらすっかり遊んでしまいました(笑)
ロゴの保存
保存したロゴは、”私のロゴ”で見ることができます。
ここで”編集”をクリックすれば再編集、”アップグレード”をクリックすると有料プランでの購入ダウンロードができます。
DesignEvoのよくない点
レビューしてみて気になった点、改善したほうがよい点をあげてみます。
- アカウント登録せずに先にロゴを作成すると登録時にロゴが消えてしまった。
- 編集途中のものを別名で保存することができない。
- 日本語テキストは入力中には見えず、[Enter]キーで確定させないと見えない。
- 全体に動作が重い。特にテンプレートやアイコンの読み込み時。
- 編集でサイズの変更や回転はできるが変形はできない。
いずれも致命的なものではありません。知った上で使えば何も問題ないでしょう。
まとめ
もう一度DesignEvoの特徴をあげておきます。
- 10000以上の豊富なテンプレートから選べる。しかも探しやすい。
・カテゴリー分類と検索機能から探せる
・『似たテンプレート表示機能』がすごく便利。ながめてるだけでインスピレーションが!
・テンプレのお気に入り登録もできてすぐ呼び出せる - 逸品な編集機能
・アイコン、テキストをいくつでも自由に配置できる
・数百万あるアイコンやさまざまなシェイプが準備されている
・フォントは日本語、英語のほか装飾文字も多数
・テキストのカーニングや配置(左・中央・右)も設定できる
・テキストのエフェクトにアウトラインや影もつけれる
・配色はアイコン・テキスト・背景それぞれ別々に可能。グラデーションも選べる。
・作成済ロゴは保存できる - テンプレなしでも自作する『スクラッチから始める』も選択できる
(逸品な編集機能のおかげでテンプレなしでもいい感じです) - プレビュー機能が楽しい
(名刺やTシャツなどへのロゴ表示イメージを見ることができます)
ロゴを外注するとそこそこの金額がかかるうえ、何かと時間がかかりますよね。でもこれだけの機能があるならばDesignEvoでも十分なものができると感じました。
今すぐに制作しなければならないロゴがあるならば、3000円弱のベーシックプランで自由に編集可能なロゴが手に入ります。後でイラレなどでの編集やSVG形式のロゴが欲しければ約5500円のPLUSプランがおすすめです。
私も次の新しいブログサイト用ロゴには、DesignEvoを使ってみます。