超簡単!ローカル環境(xampp)のインストールと設定方法
ワードプレスで大幅なカスタマイズを施す場合は、いきなり本番のサーバーで実施するのではなく、自分のローカル環境(PC)の中でテストしておきたいですね。そうすれば、いきなり本番サーバーのカスタマイズで失敗して、あれあれ?なんて焦ることもなくなります。
ここでは、ローカル環境を作成するのにポピュラーなxamppをインストール・設定してみましょう。
xamppのインストール手順
手順として非常に簡単ですが、若干クリックするページが多いので、以下に順にページ画像を掲載していきます。
ここでの使用OSはWindows10を前提としていますが、xamppはMacでもインストールできます。
まずはダウンロードする
https://www.apachefriends.org/jp/download.html
にアクセスして、最新版をダウンロードします。
同じページにMac用のダウンロードもありますので、Macの方はそちらをご利用ください。
インストールする
ダウンロードしたファイルを実行(クリックすれば実行される)して、インストールを実施します。
以下、インストールのためにクリックを繰り返し要求されますので、そのページを案内しておきます。
インストールが始まると、いきなり警告が出ますが、c:\program Filesにインストールするとうまくいかないことがあるよ、との警告です。なので、後でインストール場所をc:ドライブ直下に設定するので問題ありません。
デフォルトのままで次へ進めます。
Cドライブ直下にインストールします。
ここでは、Learn more・・・のチェックは外して次へ進めます。
ここで次に進めるとインストールが実際に始まります。
しばらくインストール進行中のインジケータが表示されます。
インストールが進んで次のような画面が表示される場合がありますが、『アクセスを許可する』をクリックします。
これでインストールは完了しました。次に、xamppのコントロールパネルを開くため、チェックを入れてからfinishをクリックします。
xamppの動作スタート
言語の選択画面が出るので、英語の方を選択してSaveをクリックしましょう。そうすると、コントロールパネルが開きます。
ここで、Apacheがサーバー、MySQLがデータベースを示します。両方とも『Start』をクリックして動作スタートさせましょう。
Apache、MySQLそれぞれに、下記のように数字が表示されればOKです。これで、サーバー、データベースともにローカル環境で動作中となりました。
xamppの設定
では、xamppを使用するにあたって、簡単に自分仕様に設定しておきましょう。
設定するポイントは以下の2つです。
①xamppを立ち上げたときに、オートスタートするようにする
(これで毎回ApacheとMySQLのStartボタンをクリックせずとも動作スタートしてくれます)
②編集用エディターと表示用ブラウザを指定する
具体的には、以下のようにします。
コントロールパネル右上のconfigをクリックして設定パネルを開け、それぞれ下記のように設定しましょう。ここではエディターにVs Code、ブラウザにはGoogle Chromeを設定しました。
xamppの管理画面の確認
xamppの管理画面は、ApacheのAdminをクリックすれば確認できます。
PHPinfoタブを確認
管理画面で、PHPinfoタブを選択してみましょう。そうすると、インストールしたphpのバージョンなどの情報が確認できます。
この例では、PHPがバージョン7.3.11といいうことがわかります。
phpMyAdminタブを確認
phpMyAdminタブでは、データベースの管理画面が開きます。
セキュリティ設定をしておこう
このままでも使用はできますが、外部からアクセスされたり、第3者にデータベースを覗かれたりしないように、セキュリティ設定をしておきましょう。
データベースにパスワードを設定する
下記のように、コントロールパネルからシェルを開き、
mysqladmin --user=root password "newpassword"
を入力してリターンをします。ここでnewpasswordには任意のパスワードを入れてください。
config.inc.phpを編集します。(以下のようにApacheのconfig(構成)からアクセスする)
- auth_typeをcookieに変更(これで自動ログインでなく手動ログインとなる)
- userとpasswordは空欄としておく
以上のように設定できれば、MySQLのAdmin(管理)ボタンをクリックしてみましょう。
手動ログイン画面が開くので、userはroot、passwordは自分で設定したものを入力してデータベース管理画面(phpMyAdmin)が開けばOKです。
アクセスをパソコンからのみに設定する
外部からアクセスできないように、アクセス条件をローカルのパソコンのみに設定しましょう。
\xampp>\asache\confの中にある、httpd,confを以下のように編集します。
- Listen 80→ #Listen 80に変更
- 新規で、Listen 127.0.0.1:80を追加する。
こうすると、Apacheのアクセスポート80番に、ローカルPCからのみのアクセス制限となります。
xamppの動作終了と立ち上げ方法
以上の設定が終われば、xamppの動作を終了しておきましょう。
Apache、MySQLのStopボタンをクリックするだけです。Portに表示されていた数字が消えます。
特にローカルサーバーを使用しないときは、動作を終了して閉じておきましょう。
xamppの再スタート方法は、
\xamppフォルダの中のxampp-control.exeをクリックするだけです。コントロールパネルが開くと同時に、ApacheとMySQLがオートスタートします。
まとめ
- xamppのインストールの方法
- 初期設定の方法
- セキュリティ設定
について解説してきました。この通り実施すれば、さほど難しくはないと思います。
ワードプレスのカスタイズにローカル環境を利用したい場合だけでなく、データべースを使ってPHPのwebアプリケーションの作成にも利用できます。ぜひ、準備してみてください。