ワードプレス ブロックエディターの再利用ブロックで効率よく記事を書こう!
ワードプレスのブロックエディターには、従来のクラシックエディターにはない機能がたくさんあります。ここでは、その中でも、覚えておくと便利な、”再利用ブロック”を紹介します。再利用ブロックにコンテンツを部品化して登録しておけば、別のページでも効率よく使うことができます。
※2020年8月のワードプレスversion5.5へのアップデートにより、再利用ブロックの呼び出し方が変わりましたので、2020年9月にこの記事をリライトしました。
”ブロックの再利用” をする手順概要
まずは、手順概要を書きだすと、
①部品化したいコンテンツを準備する(任意の固定ページで作成します)。
②準備したコンテンツを選択して、”再利用ブロックに追加”を実施する。
③別ページで利用するために、”再利用可能”一覧から選択して挿入する。
以上、これだけの手順で、再利用ブロックに追加したコンテンツを別のページで何度でも再利用することができます。
”ブロックの再利用”の特徴(便利なポイント)
便利なポイントとしては、もちろん、同じコンテンツをすぐ取り出してコピーできる、という点ですが、それだけでなく、
親コンテンツ(上記手順の②で作成したコンテンツ)を編集すれば、子コンテンツ(上記手順③で別のページに挿入したコンテンツ)にも反映されることです。
もし、子コンテンツを、親コンテンツとは別に編集したければ、子コンテンツを”通常のブロックへ変更”すれば編集できるようになります。もちろん、親コンテンツやその他の子コンテンツには影響はありません。
”ブロックの再利用”の実際の使用例
それでは、実際の使用例を見ながら、使い方を解説していきます。
コンテンツを準備する
任意の固定ページに再利用したいコンテンツを作成します。
ここでは以下のように、カラムブロックを利用して、画像と文章(タイトルと段落)およびボタンをセットで作成してみました。
カラムブロックの利用方法は、以下の記事を参考にしてみてください。
(参考記事)ワードプレス ブロックエディターで段組みレイアウトを簡単に作成する方法
固定ページのタイトルは、なんでもかまいません。再利用ブロックの作成専用のページとして、”再利用ブロック1”とかでもよいでしょう。
再利用ブロックに追加する
ブロック上部のメニュー部(下記①)から、『再利用ブロックに追加』をクリックします。
もし登録したいブロックが複数にまたがっている場合は、すべて同時に選択(SHIFTボタンを押しながらブロックを選択)して、『再利用ブロックに追加』すればOKです。
名前を入力して保存
名前の入力を求められますので、入力して保存します。
この名前が、”再利用可能”一覧に登録されますので、わかりやすい名前にしましょう。ここでは、『東京ナイトツアーキャンペーン』としました。
別の編集ページに挿入
では、登録した再利用ブロックを、別のページ(ここではブログ記事)に挿入してみましょう。
以下の手順のように進めます。3ステップだけなので非常に簡単ですよね。ブロック一覧ではなく、”再利用可能”タブから選択します。
再利用ブロックの挿入を確認
以下のように、目的のコンテンツがブロックに挿入されました。
サイト表示でも確認
以下のように、記事をサイト表示させて確認してみましょう。
非常に簡単に、ブログ記事にコンテンツが挿入されたのがわかりますね。
再利用ブロックの親コンテンツを編集してみる
それでは、試しに親コンテンツを編集してみましょう。
親コンテンツを作成した固定ページの編集画面で、コンテンツ右上の『編集』をクリックします。
ここでは、以下のように、開催日時などの情報の文字色を変更してみました。変更したら、保存します。
子コンテンツへの反映を確認
子コンテンツのあるブログ記事をサイト表示させてみましょう。
親コンテンツの変更が反映されているのが確認できます。
子コンテンツを親コンテンツとは別に編集するには
子コンテンツを独自に編集したければ、以下のように”通常のブロックに変換する”で編集できるようになります。通常ブロックに戻るので、親コンテンツの編集は反映されなくなります。
以上のように、非常に簡単な手順で、再利用ブロックを登録でき、それを利用できるのがわかりますね。
まとめ(再利用ブロックの活用)
以上、今回の例では、キャンペーン記事(CTA)を再利用ブロックに登録してみました。これを、好きなページに挿入したり、編集したりして、CTAとして利用できることがわかりますね。
再利用ブロックの利用方法は、CTAのほかにも、
・よく使うボタン
・よく使う見出しデザイン
・よく使う強調エリア(特定の背景色で、特定のパディング(余白)を一定のルールで作成したブロック)
・よく使う表
などを再利用ブロックとして登録しておけば、サイト内記事の統一感を保ちながら、編集も簡単に早くできるようになるでしょう。
ぜひ、再利用ブロックを活用して、ブロックエディターで効率よく記事を作成できるようになりましょう。