ワードプレス ブロックのロック機能(使い方と思わぬ注意点)
ワードプレスversion6.0から使えるようになったブロックのロックについて、使い方を詳しく紹介します。
- ブロックのロックとは
- ロックできる項目
- ロックの手順
- ロック解除の手順
- ブロックのロックでの注意点
ブロックのロックとは
ワードプレスversion6.0で追加された機能です。
ロックをかけることで、うっかり削除したり、移動してしまうミスを防止することができます。
(ただし後述するように移動の完全防止には注意が必要)
委託制作の場合などに、ユーザーによる意図しないブロックの削除を防止できるのがメリットです。
ロックされる項目
ロックをかけたブロックでは以下の項目が操作不可となります。
- 移動
- 削除
- グループ化
- グループ化の解除(グループブロックをロックした場合)
※ブロックをロックしても、通常の編集(例えば文字の書き換え画像の置き替えなど)はできるので注意しましょう。
ブロックをロックする手順
- ブロックのツールバー内3点メニューをクリック
- ”ロック”をクリック
- ロック項目にチェックを入れる
- ”適用”をクリック
どのブロックでも手順は同じです。段落ブロックの場合を図示しておきます。
ロック項目として、"移動を無効化“・”削除を無効化”および”すべてをロック”を選ぶことができます。
以降は”すべてをロック”を選んだ前提で進めていきます。
ロック後のブロックの見映え
ロックされた項目の操作ができなくなります。
ブロック内ツールバー
- 鍵マークが表示される(ロックされていることを明示)
- 移動用ボタンが削除される
ツールバー内の3点メニュー
- ”ロック解除”ボタンの表示(ここから解除可能)
- ”移動”・”削除”・”グループ化”の表示がメニューから消える
グループブロックの場合に表示される ”グループ解除”も表示されません。したがって、グループ化の解除もできなくなります。
リスト表示
ロックしたブロックには、リスト表示にも鍵マークがつきます。
ロックの解除方法
大きく2つの方法があります。方法2のほうが簡単です。
方法1:ツールバー内3点メニューから操作
- ツールバー内3点メニューをクリック
- ”ロック解除”をクリック
- チェックをクリックして外す
- ”適用”をクリック
方法2:ツールバーの鍵マークから操作
- ツールバーの鍵マークをクリック
- チェックをクリックして外す
- ”適用”をクリック
ブロックのロックの注意点
編集可能である(再利用ブロック含む)
すでに述べたように、ブロックをロックしても文字の書き換えや画像の入れ替えなどの編集は可能です。
編集防止のつもりで再利用ブロックをロックしても意味がないので注意しましょう。
ロックしても前後のブロック移動により移動される
ロックして移動を防止したつもりでも、その前後ブロックの移動により相対的に移動したことになります。
したがって、すべてのブロックをロックしないと完全に移動を防止したことにはなりません。
グループブロックをロックしても内部のブロックはロックされない
グループ化して一括ロックできるかと思いましたが、できない仕様です。
ちなみに複数のブロックを同時選択しての一括ロックもできない仕様なので、ブロックは1つずつロックする必要があります。このあたりは将来改善されるかもしれませんね。
ロックされたブロックが1つでもあると複数選択でもロックされる
複数のブロックを選択したとき、1つでもロックされたブロックが含まれていると、ブロックの移動・削除・グループ化はできません。
例えば複数の既存ブロックを選択してグループ化する場合、1つでもロックされてるとグループ化できません。
よく考えてみれば当たり前なのかもしれませんが、見逃しがちなので注意しましょう。
まとめ
ブロックのロック機能ですが、ワードプレスversion6.0(2022年5月24日リリース)で導入された新しい機能なので、まだまだ使い勝手に改善の余地はありそうです。
最後にロックされる項目をもう一度確認しておきます。
- 移動
- 削除
- グループ化
- グループ化の解除(グループブロックをロックした場合)
※ブロックをロックしても、通常の編集(例えば文字の書き換え画像の置き替えなど)はできるので注意しましょう。