ワードプレスでもあれば便利なFTPソフトFileZillaを使えるようにしよう
ワードプレスは管理画面(ダッシュボード)から様々な設定・編集やカスタマイズができるのが魅力ですが、使いこなしていくと、どうしても直接サーバーにアクセスしてファイルをコピーするなどの作業をしたくなります。そんなときに必要なのがFTPソフトです。ここでは、WindowsでもMacでも利用できるFTPソフトFileZillaの利用方法について解説します。
まずインストールしてみよう
ダウンロード
まず、FileZillaの公式サイトにアクセスしてインストール用ファイルをダウンロードします。
https://filezilla-project.org/
にアクセスして、下記のようにDownload FileZilla Clientをクリックします。
次に、下記のように必要なファイルを選択します。Windows(64Bit)の場合を紹介していますが、ご自分のPCの環境に応じて選択してください。ダウンロードが始まります。
インストール
ダウンロードしたファイルを実行してインストールしましょう。
ファイルをクリックして、画面の指示に従って進めれば簡単にインストールが完了します。
FileZillaを開いてみよう
インストールが終了すると、自動的にFileZillaが立ち上がり、下記のような画面が開きます。
初めてFTPソフトを見る方は慣れないかもしれませんが、一般的にFTPソフトでは、ローカル(自分のPC)のファイル群を表示するエリアとサーバー側にあるファイル群を表示するエリアが表示されます。
ここでは、画面左側が自分のPCにあるファイル群、画面右側がサーバー側のファイル群です。
しかし、この段階ではサーバーに接続していませんので、右側には何も表示されません。
サーバーへの接続を作成する
それでは、サーバーへの接続をしていきましょう。
そのために、接続したいサーバー毎に、接続設定を新規作成していきます。
新規サイトを作成する
まずは、サイトマネージャーを開いて、『新しいサイト』をクリックします。
すると、『新規サイト』が作成されます。わかりやすいために、サーバー名など任意の名前に変更しておきましょう。
ここではXFREE123というサーバー名にしました。
サーバーの設定を入力する
ここですることは次の2つです。
①サーバーの情報(ホスト・ユーザー・パスワード)を入力する
②暗号化は『明示的なFTP over TLSが必要』を選択する
ホスト・ユーザー・パスワードについては、自分の使用サーバーのマニュアルのFTPの設定方法などで確認しましょう。
例えば、無料サーバーであるXFREEで接続情報を確認・入手する方法については以下の記事で解説しています。
サーバーによって非常に簡単な場合もあれば、結構ひと手間必要な場合もあります。
上記の設定入力が完了したら、最後に『接続』をクリックしてサーバーに接続してみましょう。
サーバー接続後の画面確認
無事にサーバーに接続できれば、右側にサーバー内のファイル群が表示されます。
例えばワードプレスサイトの場合は、
wp-admin、wp-content、wp-includesという3つのフォルダとindex.phpというファイルが最低限表示されているはずです。
また、上の方に、接続のログも表示されます。何か接続エラーがあった場合もここにエラー表示されます。
ファイルのダウンロード&アップロード
上記の状態になれば、自分のPCのファイルをサーバーにアップロードしたい場合は、左側エリアのファイルをドラッグして、右側エリア(サーバー内)のフォルダにドロップすれば簡単に実行できます。
逆に、右側エリア(サーバー内ファイル)をドラッグして左側エリア(PC側)にドロップすれば、簡単にファイルのダウンロードができます。
非常に簡単ですね。ワードプレスであれば管理画面(ダッシュボード)を通して実施するファイルのアップロードが、FTPソフトからも簡単にできるようになります。
例えば、テーマを新規インストール(アップロード)の場合は、wp-contentフォルダ内のthemesというフォルダにFileZillaを使ってアップロードすればテーマのインストールが完了します。
ワードプレスのダッシュボードでテーマをアップロードするときに、サーバーによっては、アップロードのサイズ制限がかかっている場合があります。こんなときは、FileZillaを使用すればいいんですね。
あと、初心者の方はあまりしないかもしれませんが、カスタマイズを進めるとfunctions.phpというファイルを編集することがあります。この編集に失敗する(例えば誤記やスペルのミスなど)と、ダッシュボード画面が真っ白になって操作できなくなることがあります。そんな場合にもFTPソフトがあれば、functions.phpを直接ダウンロードして修正することもできるようになります。
接続の切断
ファイルのアップロードやダウンロードが終了したら、サーバーとの接続は切断しておきましょう。
注意!FTP設定用の情報は厳格に管理しよう!!
以上で、FTPソフト設定に必要な情報を入手することができました。
この情報は、厳格に管理するようにしましょう。この情報があれば、誰でもサイトにアクセスして改ざんやデータのコピーができてしまいます。銀行口座へのアクセス情報と同じくらいの機密情報だと位置づけてください。。
まとめ
FTPソフト FileZillaのインストール・設定方法と簡単な使い方について解説してきました。
基本的に、ワードプレスはダッシュボード画面から各種設定・編集ができるのが魅力ですが、いざというときにFTPソフトを準備しておいたほうが、ワードプレス活用の幅を広げることができます。
ぜひ、FTPソフトを使用できるようにしておきましょう。