ワードプレス5.7でのGutenberg変更・強化内容の紹介
2021年3月にワードプレスversion5.7がリリースされました。
デフォルトのカラーパレットがよりコントラストの高い色調になったり、iframeタグで埋め込んだコンテンツを遅延読み込みできるようになるなどの機能が追加されました。
本記事では、ワードプレスversion5.7の変更内容の中で、Gutenbergエディター(ブロックエディター)の強化内容について紹介いたします。
version5.7での主なGutenberg強化内容
1.ブロックをドラッグ&ドロップで配置できるようになった。
2.リストブロックでフォントサイズが変更できるようになった。
3.コードブロックでフォントサイズが変更できるようになった。
4.カバーブロックにフルハイト切り換え機能がついた。
5.ボタンブロックで、ボタンを横並び・縦並びを選択できるようになった。
6.ソーシャルアイコンブロックでアイコンサイズを選択できるようになった。
7.再利用ブロックの動作安定化
となっています。7については機能追加ではないので、1~6について以下に紹介していきます。
個人的には、7の再利用ブロックの動作安定化が一番嬉しいところですね。
ブロックをドラッグ&ドロップで配置
ブロック一覧表から、ブロックをドラッグ&ドロップで目的の場所に配置できるようになりました。
ちなみに、ブロック右の+マークで表示される一覧表からはドラッグ&ドロップできません。
リストブロックでフォントサイズが変更可能になった
これまでなぜかリストブロックにはフォントサイズの変更機能がありませんでしたが、画面右の情報パネルから変更できるようになりました。
以下は、リストブロック情報パネル(ブロックタブ)における、version5.6.2と5.7の違いです。
フォントサイズのほか、整形機能も追加されました。
コードブロックでフォントサイズが変更可能になった
コードブロックにおいても、リストブロックと同様の強化がされています。
カバーブロックにフルハイト切り換え機能
カバーブロックの基本的な使い方は以下の記事を参照ください。
カバーブロックのブロック内ツールバーにフルハイトへの切り換えボタンがつきました。これでフルハイトへ切り換えると画面の縦方向いっぱいに画像が広がります。
ただし、横方向にも画面いっぱいに広げて完全にヒーローイメージとするには、全幅配置も同時に選択します。
この全幅配置は、2カラムレイアウトではできませんし、1カラムレイアウトのテーマでも、テーマによって対応状況が異なるので注意が必要です。
ボタンブロックで横並び・縦並びを選択可能
従来はボタンブロックで2つ以上のボタンを配置すると横並びになっていました。
しかし、画面右の情報パネルの”バリエーションへの変換”から配置を選択できるようになりました。
上のように縦を選択すると、ボタンは縦配置となります。
ソーシャルアイコンブロックでアイコンサイズを選択
ソーシャルアイコンブロックはブロック一覧表のウィジェットグループの中にありますが、SNSへのアイコンを並べてリンク設定できるブロックです。
従来はアイコンサイズは一定でしたが、ブロック内ツールバーでサイズを変更できるようになりました。
再利用ブロックの動作安定化
再利用ブロックについては、ブロック内ツールバーが少し変更されたりしましたが、それだけでなく動作そのものが安定したように思います。
私は再利用ブロックに登録しているブロックが多数ありますが、そのせいか時々再利用ブロックのタブが表示されず、再度ブロックエディターに入り直すと表示されたり、など少し動作に不安定なところがありました。
しかし5.7になってからは一度もそういうことは発生せず、動作も安定したように思います。
5.7になってからの注意点なども含めて、再利用ブロックについての記事を全面リライトしましたの参考にしてください。
まとめ
ワードプレスversion5.7のリリースによって、強化されたGutenbergの機能を紹介してきました。
version5.5のときほどインパクトのある変更・強化はありませんが、Gutenbergが確実に進歩していることがわかるかと思います。