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初めてのワードプレス ざっくりしくみを知って準備をしよう!

ワードプレスのことをほとんど何も知らないけど、Webサイトが簡単に作れる、とかブログを始めるならワードプレスがおすすめ、ということを聞いて、これから始めようという方もおられるでしょう。

でもワードプレスを始めるには、サーバーを借りたり、サーバーにインストールしたりとかいった準備が必要です。

でも、そもそもなぜサーバーが必要なのか?とか、自分のパソコンじゃなくてなぜサーバーにインストールするのか?などの根本的なことをざっくりでも知りたい方は、この記事を読んでみてください。

初めてワードプレスを準備していく前に、ざっくりでもそのしくみを知る事で、理解がぐっと深まると思いますよ。

 

 

そもそもワードプレスとは

ワードプレスは、CMS(Content Management System)の一種です。CMSというのは、Webサイト(ホームページ)の更新にFTPなどの専用ソフトやHTMLなどの専門言語を使う事なく、ブラウザ(Google ChromeやSafariなどのネット閲覧用ソフト)からCMSの専用管理画面にアクセスして、コンテンツ更新することができるシステムです。

Web編集フロー図

ワードプレスは、元々ブログシステムとして開発されましたが、OPENソース(無料)であることから、様々なデザインテーマや機能拡張プラグインが提案され、現在では世界のWebサイトの1/3を占めるにまで利用されるようになりました。

 

インターネットのしくみ

 

インターネットのしくみ

Webサイト(ホームページ)は、Webサーバーというコンピューター上にデータの形で存在しています。Webサイトのある場所(ネットワーク上の住所)をIPアドレスと言います。

ユーザーがWebサイトをブラウザーに表示して閲覧するためには、表示のリクエストを、そのサイトのIPアドレスに向かってすることが必要です。しかし、IPアドレスというのは数字で羅列されていて、人が覚えにくいこともあり、IPアドレスではなくURLをブラウザに入力してリクエストします。URLはIPアドレスを文字記号に置き替えたものです。

IPアドレスが正式な住所ですがわかりにくいので、仮の住所であるURLを使っているわけですね。

例えばアマゾンのURLならば、https://www.amazon.co.jp/ですので、誰でもアマゾンのWebサイトだとわかります。これが数字の羅列だと見ただけではどこのサイトかわかりません。

 

 

ユーザーがリクエストしたURLをDNSサーバーという中間点でIPアドレスに自動的に変換します。そして結果的にWebサーバーにはIPアドレスでリクエストすることになるのです。

リクエストを受けたWebサーバーは、サイトの情報であるHTML等の言語データを送り返します。それを受信したブラウザが、HTMLをユーザーが認識できる形に変換して表示してくれるわけです。

 

すなわち、ブラウザは、リクエストしたWebサーバーからHTMLデータを受け取って表示する役目をしてくれる、これがインタ―ネットでWebサイトを閲覧できる原理です。

 

静的Webサイトと動的Webサイト

このように、ブラウザがWebサイトを表示するためにはHTMLデータを受け取る必要があるわけですが、Webサーバーには、サイトの情報が、あらかじめHTMLの形のデータで準備されている場合とそうでない場合があります。

もともとHTMLの形でデータが準備されている場合は、そのHTMLデータがそのままブラウザに送られてサイトが表示・閲覧することができます。このようなWebサイトを静的Webサイトと言います。

 

これに対して、元々HTML状態では準備されていない場合は、ユーザーからのリクエストに応じてサーバーの中のプログラミングシステムでHTMLを生成してからブラウザに送ります。このようなサイトを動的サイトと言います。動的サイトでは、プログラミングシステムがサーバー側で動く必要があるわけです。

例えば、ユーザーがログインして閲覧するようなWebサイトであれば、ユーザーから送信されてきたログイン情報をWebサイト側のシステムが何らかの処理をしてアクションをすることになります。このアクション結果がHTMLとして生成されてブラウザに送られてくるわけです。

 

ワードプレスは、この動的Webサイトのしくみを使います。

 

ワードプレス動作のしくみ

ワードプレスは、PHPというサーバー側のプログミング言語で書かれたシステムです。

ユーザー側(クライアント側と言います)のブラウザ経由でリクエストに応じて、サーバー側のワードプレス(PHP)が必要なデータをWebサーバー内のデータベースから取ってきてHTMLを生成します。このHTMLをブラウザが表示してネット閲覧できるのです。

ワードプレスの動作のしくみ

 

したがって、ワードプレスを使用するためには

・プログラミング言語PHPが動作して、かつ、データベースのあるサーバー
・そのサーバーにワードプレスがインストールされていること
・そのワードプレスが設置されている住所に相当するURL(またはドメインとも言います)

を準備してあげる必要があるわけです。

 

サーバー側で動くプログラミングシステムなので、直接パソコンにインストールしても意味がないわけなんですね。(あとで紹介しますが、パソコン内に仮想的にサーバーを設置すれば、ネットに繋がっていなくてもパソコン内でワードプレスを動かすことはできます)

 

ワードプレスに必要な環境準備

ここまで理解できたら、具体的な準備の方法を紹介しましょう。

サーバーを準備する

つぎの2通りありますが、通常は①の方法です。

 

①外部サーバーを準備する(レンタルサーバーと契約する)

ネット上のレンタルサーバー会社と契約して、サーバーをレンタルします。一部法人で大規模なサイトを運用している場合は、レンタルサーバーを使わず自前でサーバーを準備しているところもあります。

有名なのは、ヘテムル、さくらサーバー、エックスサーバーなど・・・です。
(参考サイト)https://bazubu.com/how-to-choose-wp-server-22864.html

 

近年はスペックや使い勝手からエックスサーバーが人気です。
ただしスタンダードなプラン(x10)で約1000円/月かかります。

 

さくらサーバーのスタンダードプランはエックスサーバーに比較すると若干スペックは劣りますが、コストが約半分で済みます。
また、さくらサーバーは自動バックアップ対応していないことが欠点と言われていましたが、2018年からは自動バックアップもできるようになりました(エックスサーバーももちろん自動バックアップ機能があります)。

 

したがって、よっぽど大規模なサイトや高アクセスを集めない限り、さくらサーバーがコスト面でもスペック的にもお勧めだと思います。

サイトを1年ほど運用してみて、サイトの規模やアクセスによってはサーバーを引っ越すという選択肢もあります。

 

エックスサーバー
エックスサーバー

さくらのレンタルサーバ スタンダード
さくらのレンタルサーバ スタンダード

 

②仮想サーバーをパソコン内に設置する

XAMPPMAMPなど、仮想サーバーをパソコン内に設置するという方法もあります。

当然、外部に公開するためのサイトではなく、開発段階のサイトや練習用に使うためのものと考えてください。

すでに公開して運用しているサイトを大幅リニューアルしたい場合などは、運用中のサイトに不具合が発生しては困りますので、こういった開発環境でサイトを準備して動作チェックしてから入れ替える、という使い方をします。

 

ドメインを取得する

ドメインというのは、URLの中核になる部分で、
URLが、https://example.com/の場合なら、example.comというのがドメイン名です。

〇〇.comのほか、
日本の企業サイトなら〇〇.co.jpや〇〇.jp、
そのほか、〇〇.bizや〇〇.org、〇〇.netなどもあります。

 

実は、レンタルサーバーを借りた段階で、ドメインを特に取得しなくても、
URLはレンタルサーバーから指定されます。

さくらサーバーならば、http://〇〇.sakura.ne.jp/といったようになります。
あるいは、プランによってはサーバー契約するときに、〇〇.comのように契約する場合もあります。

〇〇の部分は、サーバー契約するときに自分で登録する任意の名前で、〇〇.sakura.ne.jpというのが、ドメイン名になります。

サーバー内にワードプレスをインストールするときには、このドメイン名の後ろにサイトに関連する名前を付けます。

そうするとWebサイトのURLは
http://〇〇.sakura.ne.jp/example/
のようになるわけです。

 

しかし、○○.sakura.ne.jp/example/をURLにすると、まるでさくらサーバーの関連サイトかのように見えてしまいますよね。

したがって、サイトとしての格や信頼度、認知度を上げるためにも、独自のドメインを別途取得した方がよいわけなんです。

 

そこで、ビジネスサイトやアフィリエイトサイトを立ち上げるときには、自分のビジネスと関連性のある独自のドメイン名を取得して、ワードプレスサイトを立ち上げましょう。ただし若干のお金はかかります。

ドメイン名や取得する時期によってその価格はいろいろですが、年間500~3000円くらいです。

 

もちろん、単なる練習や趣味の範囲でサイトを立ち上げたい場合は、特に独自ドメインを取得する必要はありません。

 

独自ドメインの取得は、お名前.comが有名です。私もここで、当サイトを含めていくつかのドメインを取得しています。

 

お名前.com

 

独自ドメインを取得した後は、元々レンタルサーバーで準備したURL(http://〇〇.sakura.ne.jp/example/に相当)に紐づけする手続きが必要となります。このとき、DNSサーバー(URLをIPアドレスに変換してくれるところ)もレンタルサーバー各社指定のものに変更しておく手続きも含まれます。

 

お名前.comを利用して独自ドメインを取得する手順については、以下の記事を参考にしてください。

初めてのワードプレス ドメインを取得してレンタルサーバーへ登録

 

ワードプレスをサーバーにインストールする

サーバーへのインストールの方法は、各レンタルサーバー会社に依存しますが、近年は各サーバー会社が簡単インストールの方法を準備しています。

ただし、あまりに安いプランの場合は、ワードプレスがインストールできない場合もありますので事前に確認しましょう。

もちろん、エックスサーバー(x10プラン)もさくらサーバー(スタンダードプラン)も、ワードプレスの簡単インストールに対応しています。

 

SSL化

SSL化というのは、通信データの暗号化処理をすることでサイトのセキュリティや信頼性を上げる効果があります。

SSL化されていないサイトのURLはhttpで始まりますが、SSL化されているサイトはhttpsから始まります。よく見ますよね。

 

従来は、銀行サイトへのログインや、ECサイトで買い物をするときにhttps化されたページへ飛ぶ場合が多かったのですが、現在は、Googleが推奨していることもあって、普通のサイトでもhttps化しているところが増えています。Googleが推奨している通りにした方が、SEO上も有利と考えられるからです。

 

したがって、今からサイトを立ち上げるならば初めからSSL化した方がよいでしょう。サイトを立ち上げた後で途中からSSL化する方法もありますが、非常に手間がかかります。

 

SSL化にはお金がかかるのが通常ですが、エックスサーバーやさくらサーバーでは無償でSSL化できるサービスがあります。ワードプレスをインストールするときに、同時にやってしまうのがよいでしょう。

 

さくらサーバーへのワードプレスインストール方法(独自ドメイン かつ SSL化含む)については、以下の記事を参考にしてください。

ワードプレス 独自ドメインとSSL化でさくらサーバにインストール

 

 

まとめ

ワードプレスのしくみをざっくりでも把握して、なぜサーバーが必要なのか、ドメインとは何か?
などを理解することは、初めてワードプレスに触れる方が今後サイト構築・運用をしていく上でも大切なことだと思います。

単に手順書だけを追っていくのでは、何か変更になったときに、全く何のことかがわからず、調べてみても答えが理解できないからです。

 

ワードプレスは非常に拡張性が高く、便利ですが、自分でサーバーという土地を借りて、自分でドメインという住所を取得し、その上で、ワードプレスサイトという家を建てていく。といった自己責任が必要とされます。

 

でも、こういったITリテラシーを学ぶことは、今後Web社会を生きていく上で大切なことだと思います。少なくとも、自分の足で自分のサイトを立ち上げ、自分のビジネスに生かしていくための第1歩となるでしょう。

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